阪急電車 有川浩 書籍関係 2010年06月06日 有川浩さんの本を読むのは久しぶりでした。題名通りで阪急電車をメインにして書かれています。別に阪急電車はどういうもので・・・なんてことではありません。阪急電車という限られた中での人間模様とか人の出会い、つながりなどが書かれています。といっても学校の図書館で借りてたのでもう手元にはありません。ということで漠然とした感想を(今更ながら)個人的には有川さんの本は殆ど読んだと思ってます。流石にどんな感じの本ってのはさておいて、読みやすい本でした。やっぱり恋愛関係の話が多いか・・・って。本のスタイルがなかなか面白くて、始めの駅から次の駅までに一つの短編みたいに話を入れ、あれ?って思ったところで実は次の話に繋がっていく・・・そして折り返しを迎え、話は収束に向かっていくってかんじです。どの駅にどの人の話があったなんて覚えていられないからちょっと大変な思いをしながら読みました。実際読んでみると結構元気を与えてもらうような話が多かったように感じます。しばらく前に出てきた人物がある人物に対して大きな影響を与え、その人の人生を変えていく。・・・みたいな?そういう面で言うと一番の功績者はおばあちゃんですかね。討ち入り後の白いドレスの女性の時といい、香水のおばさんの時といい、結構いい役だと思います。しかもさりげなく元教師。あと、個人的に気に入ってる話はゴンち・・・もとい美帆ちゃんの話とか好きですね。他には「生」の話とか?分からない人は読んでくださいという事で。この本の影響かは知りませんけど脳内言語が最近関西弁になって来ました。結論としては有川さんの書く本は基本的にハズレが無いという事でいいでしょうか?実際今お勧めの作家は?と、訊かれたらおそらくこの人を推すでしょうね。図書館戦争以来のファンな訳ですけども。今調べたら植物図鑑って本を書いてますよね。これだけは読んだ事がないんですよ(学校にある蔵書の中で)っていってもホントにそんくらいしか読んでない本は無いと思います。図書館戦争を読んでいた頃はこの人は軍事オタクだなと思いつつ読んでいたわけですが、軍事オタク=男ではないんですよね・・・何かの本に作者紹介で写真が載ってたとき妙に線が細くて髪が長いな・・・なんて思ってたら友達(?)も似たような感じだったらしく俺に確認をしてきたような記憶があります。その時は保留にしておきましたけど家で調べたら女性で驚きました。荒川弘も男だと思ってました・・・二人とも名前が男っぽいんだと思います。阪急電車(2008/01)有川 浩商品詳細を見る PR