カメラを止めるな! 日記 2018年09月09日 巷で話題になっていた「カメラを止めるな!」を見てきた。大学を卒業して、何か新しい趣味を作ろうというのが密かな目標で、そのプロジェクトの一環として気になった映画を鑑賞する、ということをちょいちょいしている。この前は「羊と鋼の森」を見たりした。さて、「カメラを止めるな!」の話である。色々書きたいことはあるのだが、まだ未見の人に対して言いたいのは、見ないで後悔することはあっても、見て後悔することはない。前情報は極力目にしないで(できればあらすじも)見に行くといいと思うの2点である。以下本題である。未見の人は映画を見てから戻って来て欲しい。とはいえ、ネタバレ少なめで書いていきたいと思う。この作品、大きく分けて前編後編で分かれる。前半が問題編、後半が解答編とでもいうのだろうか。最初の30分間、ノーカットで完全に世界に引き込まれてしまった。前半で結局どういうことだ?というのが後半で徐々に明らかにされて行く。後半を見終わってこれはまた最初から見返さなければ...と思わせてくれる構成である。ここだけで終われば優れた作品であるのだ。この作品を名作たらしめているのはエンドロールの映像にあると考えている。前半、後半だけでなく、エンドロールもちゃんとみると頭に「?」が浮かんで来る。「いったいこの作品はどうやって出来上がったのだ?」と。エンドロールの前までは、あくまで「作品」にすぎない。エンドロールの映像をみることで平面的な繋がりが立体的な構造物として姿を表すのである。ストーリーの面白さや緻密さだけではなく、普段はあまり意識しない「この映像はどうやって撮られているのか」というところまで考えさせられる素晴らしい作品となっている。まだの人はぜひ、劇場でもDVDでもいいので見てもらいたいと思う。(DVDはいつ出るんだろうか...)この映画、静かにみるのもいいけど、みんなでワイワイ言いながら見たいタイプの映画だなぁと思った。あと、浅森咲希奈ちゃん可愛い。一瞬でファンになった。 PR