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狗の掃き溜め小屋

山狗の備忘録的な小屋です

いつまでもお正月気分が抜けず、そろそろ五月病になる気がする。

昨日の話し。

例によって部活があったが、主将が鬼畜な事にランニングコースを[自分の年齢]-3周走れと要求してきた。

とりあえず誕生日は3週間後くらいだったので珍しくちゃんと15週走った。

結論として言えばきつかったが、思ったほどきつくは無かった。

あまり尊敬はしていない保健の<ピー>先生の言う事は本当だったようだ。

自分の限界を超えない速さで走り、ちゃんと呼吸をしっかりしていれば疲れにくい事は分かったが、実際こんなんじゃ体力はつかないのではと心配になったがまー気にしない方向で。

その後部活の終わり際になってITOさんに聞かれた「何でライトノベルって人気があるの?」とのこと。

ついでに「なんでライトノベルっていわれてるの?」とも聞かれた。

ラノベって軽い小説なのは知っていたが、何で「軽い」かはイマイチ分からなかった。
とりあえず手軽に読めるのでは?としてみた。

暇なのでウィキペディアからパクってみた。


ライトノベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ライトノベルは、戦後日本のサブカルチャーの中で生まれた小説のカテゴリの一つ。もともとは英単語のLightとNovelを組み合わせた和製英語であったが、現在では英語圏でも同じ意味の単語として使用されている。略語としてはラノベ、ライノベ。稀にではあるが、軽文学や軽小説と表記される場合もある。

目次 [非表示]
1 概要
2 ライトノベルの命名
3 「ライトノベルの定義」の曖昧さ
4 ライトノベルにおける挿絵・イラストの重要性
5 近年の動向
5.1 ライトノベルの歴史
5.2 ライトノベル作家の一般文芸への越境
5.3 ライトノベルの販売戦略
6 日本国外の動向
6.1 韓国
6.2 台湾・香港
6.3 北米
6.4 ヨーロッパ
6.5 ロシア
7 ガイドブック
8 関連項目
9 注釈
10 出典
11 参考文献


概要 [編集]
ライトノベルの定義に関しては様々な説があり(後述)、明確にはなっていない。ただし、日経BP社『ライトノベル完全読本』においては「表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説」とするものがあり[1]、また榎本秋は自身の著書における定義として「中学生~高校生という主なターゲットにおいて読みやすく書かれた娯楽小説」としている[2]。

特徴としては、そのほとんどが文庫本の版型であり、比較的安価であることが挙げられる。ただし1990年代末以降においては読者層の変化や嗜好の細分化などから、より少ない発行部数でも採算の取りやすい新書(ノベルス)やハードカバーなどでの発売も増えている。

読者の年齢層は、主として中高生を対象としているものの、その読者層は30代前後まで拡大しているとされる[3]。2000年代には市場は拡大基調となり、出版科学研究所の調査によると2004年の推定販売金額は265億円、2006年の推定販売金額は344億円と大きく伸びている[4][5]。

ライトノベルの発祥は、1975年のソノラマ文庫の創刊という説や、新井素子や氷室冴子などの人気作家が登場した1978年という説などがある[3]。また、ライトノベル作家の中里融司は、その源流は少年倶楽部にあるとしている[6]。

ジャンルとしては恋愛、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラーと様々なものを含む。テレビゲームやアニメ作品などを原作にしたノベライズ作品も多く発行され、逆に、ライトノベルを原作としたアニメ化や漫画化などのメディアミックスも盛んである[7]。

近年では、作品と読者年齢層の多様化が見られる。また、作家の乙一、小野不由美、桜庭一樹などライトノベルとそれ以外の小説の両方を出版する作家、西尾維新、奈須きのこなど分類に収まりきらない[要出典]作家の増加、ライトノベル出身で直木賞など権威ある賞を受賞する作家の出現によって、今までの概念から大きく広がりを見せている[8]。

ライトノベルの命名 [編集]
「ライトノベル」の命名は、1990年初めにパソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジー・フォーラム」において、それまでのSFやファンタジーから独立した会議室を、会議室のシスオペであった神北恵太が「ライトノベル」と名付けたことが始まりであるとされる[9][10]。呼び方の候補としてはほかに「ニートノベル(neat novel)」や「ファーストノベル(fast/first novel)」があった[11]。

従来、これらのジャンルに対して出版社がつけていた名称としては「ジュヴナイル」「ヤングアダルト」または「ジュニア小説」などがある。しかし、「ジュヴナイル」は小学生向けの教育的かつ健全な物語というイメージがあり、欧米の図書館が由来の「ヤングアダルト」は日本では「ヤングのアダルト小説」とも解釈されて異なった印象を与えがちなことから、これらとは違う、気軽に扱うことの出来る名称として作られた。現在では、各種メディアでも、「ジュヴナイルノベル」や「ヤングアダルト小説」ではなく「ライトノベル」と呼ばれるようになり、定着している[10]。なお「ライトノベル」という呼称は、発祥してからすぐに定着したわけではなく、一般にも呼称されるようになったのはインターネットが広く普及しそれまで以上に読者同士が交流を行うようになった2000年頃だとされている[2]。たとえば、東京BBSのファンタジーノベルボードの、ボードで扱う話題の説明には "(富士見ファンタジア文庫・朝日ソノラマ文庫等)" とあり、今日ではライトノベルと認識される範疇を「ファンタジーノベル」とくくっていた。

「ライトノベル」という呼称については、和製英語なので国際的には通用しないと誤解されていること(現在は固有名詞として「MANGA」等々と同様に通じる事も多い)、英語として直訳すると「軽い小説」と訳されることもあり、読者がどのように受け入れているのかを考慮することなく「ライトノベル」と呼ばれることを敬遠する出版社や作家などもいる[12]。また、文学事典などの学術的な事典においても「ライトノベル」を採用している例は少ない[13]。さらに図書館学の分野においては国際的な学術用語として「ヤングアダルト」が採用されている[14]。

「ライトノベルの定義」の曖昧さ [編集]
ライトノベルとその他の小説の境界は曖昧であり、そもそもはっきりとした定義を持たないことから、「ライトノベルの定義」についてさまざまな説がある。

ライトノベルを発行しているレーベルから出ていればライトノベル
ライトノベルは出版側のマーケティングにより創られた「ジャンル」であるため、出版社がライトノベルと宣言した作品ならばライトノベル
マンガ・アニメ調のイラストレーションを多用していればライトノベル
キャラクターを中心として作られていればライトノベル
青少年(あるいは中高生)を読者層に想定して執筆されていればライトノベル
など、様々な定義が作られたが、いずれも一長一短があり、循環的な定義もあるので、どの定義も結論とはなっていない。そのため、通常「ライトノベルの定義」について語るときには、以上に挙げたものを複合的に採用しつつも「はっきりとは決めない」というスタンスに立つことが多い。その顕著な例が、巨大匿名掲示板『2ちゃんねる』内の「ライトノベル板」における定義「あなたがライトノベルと思うものがライトノベルです。ただし、他人の賛同を得られるとは限りません。」である[2]。 先掲、『このライトノベルがすごい』の作品一覧(インデックス)では、1970年代以降のSFを含む広義のファンタジー全般がライトノベルに含められており、ライトノベルレーベルで執筆した経験が皆無なベテラン作家[15]もライトノベル作家ということになっている。ただし、架空戦記専門の作家による架空戦記だけはライトノベルには含められていない。

また、『源氏物語』や『南総里見八犬伝』にもライトノベルと共通する特徴があるとする議論もある[16]。 これらは、読者の大部分が個々の作品や作家のファンであり、ジャンルとしての「ライトノベル」に関心を寄せているわけではないこと、それぞれの小説がジャンルとして一括りにできるほど共通性が無いことに由来する。作家側にしても発行レーベルや対象読者層等、ライトノベルとそれ以外の小説を必ずしも区別して執筆していない。また、出版社側にしても明確にライトノベルと謳っているレーベル以外では、ライトノベルとそれ以外の小説の線引きを行って出版しているわけではない。角川書店で毎年夏に展開される「発見。角川文庫 夏の100冊」においても、一般小説に混じってライトノベルが紹介されている。

現状では「ライトノベル系レーベルから発売されている、アニメや漫画調のイラストを利用している作品群」ということで、完全ではないにしろおおむね区別できる。ただし、小野不由美や乙一の作品のようにアニメ調のイラストを使わずライトノベルレーベル以外からも発行されるケース(ライトノベル作家の一般文芸への越境)が頻繁にみられる。また、西尾維新や清涼院流水の作品など、元々別のジャンルだと思われていたものが、後からライトノベルに含まれることもある。

大塚英志は、著書『キャラクター小説の作り方』(2003年)において、ライトノベルを「キャラクター小説」として「私小説」と対置し、マンガやアニメの中に展開されるような虚構の世界を写生する小説として、現実の(ような)世界を写生する「自然主義文学」とも対置している。また、批評家の東浩紀は、内的な基準(物語の内容)も外的な基準(レーベルやパッケージ)もライトノベルを定義するには不適当とした上で、「データベース消費」をキーワードとして「キャラクターのデータベースを環境として書かれる小説」をライトノベルであるとしている[17]。

なお、10代を主なターゲットとしている文学ジャンルには他にも児童文学があるが、ライトノベルと異なるのは、健全な世界観のもとに構築される作品が多い点や、読み手の対象年齢を考慮した上での教育的な性格が強い点である[18]。

ライトノベルにおける挿絵・イラストの重要性 [編集]
ライトノベルにとっては、挿絵によるイメージと挿絵に対する読者層からの評価は、他の小説以上に重要な意味を持つ。それは、ライトノベル読者のうち少なくない数が、イラストレーションで買う作品を選ぶ「イラスト買い」を行っているためである。「イラスト買い」が多く行われている理由は、ライトノベルがメインのターゲットとしている層は小説よりもマンガ・アニメに親しんでいる層であるためとされている[2]。

実際に人気イラストレーターが表紙(および挿絵)を担当しただけで売り上げが伸びるとされている。榎本秋は「もちろんヒットしたのは作品が魅力的であるため」と前置きした上で、「イラストの力がそれ(売り上げ)を押し上げたのは間違いない」としている[2]。ライトノベルとは異なるジャンルの事例ではあるが、2007年に集英社が過去の名作の新装版を発行するにあたって、太宰治著『人間失格』の表紙イラストを漫画家の小畑健が担当したとき、その年の『人間失格』の売り上げが異例の9万部を記録したことがある(例年は1~2万部)[19]。ヒットメーカーのイラストレーターとしてはいとうのいぢ、ヤスダスズヒト、緒方剛志などが知られている[2]。

初期のライトノベルは安彦良和や永井豪、天野喜孝に見られるような油絵・水彩画のような絵画手法をもったイラストが主流であったが、1990年代初頭、『スレイヤーズ』の登場を契機としていわゆるアニメ塗りのイラストへの変革が発生した[20]。これはアニメを見慣れた世代の読者が増加するとともにそうした絵柄が支持を集めるようになったことと、ライトノベルの需要増加とともに短時間で大量のイラストを生産できる体制を確立する必要があったことに起因している[21]。1990年代後半に入るとパソコンと画像ソフトウェアの発達からCGを利用した作品も増加するようになり、美少女ゲームなどからも人気を集める絵柄のエッセンスが取り込まれるなどの動きがみられた[22]。

一方で、あえてイラストを使用しない作品もある。これは「本屋で買うのが恥ずかしい」という、中高生より上の年齢層の読者の敬遠や、「イラストがあると却ってイメージが制限される」という読者に対応したためである[2]。

近年の動向 [編集]
ライトノベルの歴史 [編集]
まず、現在、ライトノベル販売上位作品を多く出している主な少年向けレーベルを下記に記載する。

電撃文庫(アスキー・メディアワークス)
富士見ファンタジア文庫(富士見書房)
富士見ミステリー文庫(富士見書房)
角川スニーカー文庫(角川書店)
ファミ通文庫(エンターブレイン)
スーパーダッシュ文庫(集英社)
MF文庫J(メディアファクトリー)
HJ文庫(ホビージャパン)
GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)
ガガガ文庫(小学館)
一迅社文庫(一迅社)
メガミ文庫(学習研究社)
先述の通りライトノベルという用語が成立したのは1990年とされる。しかし、その指し示す対象となる主なレーベルのうち角川スニーカー文庫と富士見ファンタジア文庫が成立した1988年がライトノベルの歴史における画期であろう。また、富士見ファンタジア文庫と同時にドラゴンマガジンが創刊されて紙面の半分程度を同文庫に収録される作品等のライトノベルに割いていた。富士見書房は1989年からファンタジア大賞(当時はファンタジア長編小説大賞)の選考を開始し、準入選に神坂一らが選ばれた。当時のミリオンセラーを列挙するとロードス島戦記やスレイヤーズ、フォーチュンクエスト、魔術士オーフェン、風の大陸等が挙げられ、ここからファンタジー小説が中心にヒットしていたと言える。富士見ファンタジア文庫を持つ富士見書房は、角川書店の子会社として設立された経緯から角川書店との関係が深く、元々は国文学主体の出版社であった角川書店が出版しない書籍を富士見書房の名前で発売するという形態をとり続けた。その後角川書店に合併されてからは角川書店富士見事業部となり、「書房」とは名乗っているものの角川書店の一部門であった。すなわちこれら初期ライトノベルレーベルは角川書店の傘下で成立してきた。

1992年、経営上の対立から角川書店の当時の社長角川春樹の弟である角川歴彦らを中心としたメンバーが角川書店を退社してメディアワークス(現アスキー・メディアワークス)を設立。角川スニーカー文庫から水野良・深沢美潮・中村うさぎ・あかほりさとる等の人気作家を引き連れて電撃文庫を創刊。主婦の友社と提携し販売を行なっていたが、春樹は1993年8月29日コカイン密輸事件で逮捕される。これによって歴彦は角川書店側に請われて角川書店の社長も兼務することになり、メディアワークスも1999年に主婦の友社との提携を解消して角川ホールディングス傘下となる。メディアワークスは電撃小説大賞(当初は電撃ゲーム小説大賞)を1994年より開始した。1996年の川上稔、1997年の上遠野浩平、橋本紡といった受賞者が現れた。2000年に最終候補作からミリオンセラーとなったキノの旅も出現する。

また、ファミ通文庫は1998年に創刊された。しかし、1999年頃、経営を悪化させた当時のアスキー(旧社)は『週刊ファミ通』を始めとするゲーム雑誌や子会社のアスペクト(現在は独立)が手がけていたファミ通文庫などのエンターテイメント系事業を完全子会社であるエンターブレインに集約した。その後、グループの持ち株会社であるメディアリーヴスはユニゾンキャピタル傘下を経て2005年に角川ホールディングスの傘下となり、旧社より社名と『月刊アスキー』他の出版事業を継承したアスキー(新社)は2008年にメディアワークスと合併。現在はアスキー・メディアワークスとなっている。

このような複雑な経緯により、角川グループホールディングス系は、少年向けライトノベルレーベルだけでも、

角川スニーカー文庫
富士見ファンタジア文庫
富士見ミステリー文庫
電撃文庫
ファミ通文庫
の5つを傘下に収め、市場の7割[4][5]から8割[23]という圧倒的なシェアを誇り、現在もそれぞれのブランドを存続させる中で個々の特色と方向性を打ち出すと共に、2007年には上記5レーベルで読者投票により大賞を決める「ライトノベルアワード」を開催している。

そのようなライトノベルの角川グループホールディングスの寡占状態の中に、一般全国新聞への記事の掲載などにより注目されたためか、2000年代中盤から竹書房や小学館(ガガガ文庫、ルルル文庫、小学生向けのちゃおノベルズ)などの再参入(竹書房は2007年を以て再度撤退)以外に、ホビージャパン、ソフトバンククリエイティブ、一迅社などが独自レーベルで新規参入している。その他にも、様々な自費出版系の出版社などもライトノベルのレーベルを出版している。

ライトノベル作家の一般文芸への越境 [編集]
昔から赤川次郎や夢枕獏、桐野夏生などライトノベルとのかかわりが深い作家は存在していたが、近年はライトノベルから一般文芸へと越境する傾向が強まってきている。中には『十二国記』や『氷菓』、『おいしいコーヒーのいれ方』など、当初はライトノベルレーベルから刊行されたものを一般文芸として売り出しているものもある。

最近ではライトノベルを読まない層にもライトノベルへの関心は広まっており、全国新聞や雑誌でもライトノベルの書評や特集が掲載されることもある[24]。

テレビドラマ化された「失踪HOLIDAY」や「メイド刑事」、映画化された「ブギーポップは笑わない」、テレビドラマ化された後、映画化が発表された「半分の月がのぼる空」などのように、最近では実写化も目立つようになった。

ライトノベルレーベルも一般層向けの戦略に力を入れ始めており、各レーベルはアニメ的イラストを入れないハードカバー作品(メディアワークス)や「イラストのないライトノベル」(メディアワークス、ソフトバンククリエイティブ、集英社)などの発売を行っている。角川スニーカー文庫や富士見ミステリー文庫は宮部みゆきの『ブレイブ・ストーリー』など、一般文芸で活躍する作家のライトノベル化などを行っている。

単行本形式でのライトノベルの発表は現在かなりの頻度で行われている[25]。単行本での発表は特に角川系列の会社や講談社、早川書房、東京創元社が精力的である。

角川系列のアスキー・メディアワークス、角川書店は単行本発表の中心を担っており、桜庭一樹や橋本紡などのライトノベル作家を多数起用している。メディアワークスは2009年冬に高年齢層向けの「メディアワークス文庫」の設立を宣言、一般文芸との迎合から一歩進んだ方針を示そうとしている。角川文庫にもライトノベルを明確に意識した作品やライトノベルの新装版(『ばいばい、アース』、『〈古典部〉シリーズ』など)が存在している。野心的な試みとして予告映像を用意した単行本レーベル『クロス・エンタテイメント』を新設。中高生層に人気が高い山田悠介などを起用し、ライトノベルを強烈に意識していることが伺える。2007年6月からは富士見書房がペーパーバックでのレーベルを開始した。ファミ通文庫を擁するエンターブレインは比較的、一般文芸戦略には積極的ではないが、芥川賞受賞作家である長嶋有の短編集『エロマンガ島の三人』やライトノベル的イラストを付けた海外児童文学などを文芸単行本で発売している。また、2008年2月にはファミ通文庫から出ていた桜庭一樹の『赤×ピンク』を角川文庫から新装版発売した。 2009年3月には『スレイヤーズ』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『鋼殻のレギオス』など角川グループホールディングス系のライトノベルを小学生向けに読みやすくした「角川つばさ文庫」を発売した。

講談社からは、ライトノベルと一般文芸の狭間にあるものとして2003年に文芸雑誌『ファウスト』が創刊された。レーベルでは「講談社BOX」・「ミステリーランド」の二つの単行本レーベルがライトノベルとしての側面を持つ。「講談社BOX」には西尾維新や奈須きのこの作品が、「ミステリーランド」には上遠野浩平や小野不由美の作品が存在している。 また、小学生向けライトノベルレーベルである「青い鳥文庫」・小学生女児に特化したライトノベルレーベルなかよし文庫も存在している。

早川書房はSF系の、東京創元社はミステリ系のライトノベル作家の作品を刊行している。早川書房は2003年開始のレーベル「次世代型作家のリアル・フィクション」(ハヤカワ文庫JA)で冲方丁、小川一水、桜坂洋、新城カズマなどSF系ライトノベル作家の作品を刊行した。また、野尻抱介の単行本刊行、ライトノベルとして刊行された旧作の復刊などを行っている。東京創元社はライトノベル作家としてデビューした米澤穂信の作品を刊行し、また谷原秋桜子のライトノベル作品を復刊、新作を刊行している。この2社は、いわゆるライトノベル系の作品を単行本ではなく当初から文庫本で刊行することも多い。また、近年では表紙イラストに前嶋重機やミギー、竹岡美穂らライトノベル系のイラストレーターを起用し始めている。

一方、新潮社や角川書店など、ライトノベル専門ではない大手出版社でも越境作家の作品に力をいれているところもある。新潮社は「ヤングアダルト」作品と題し、人気漫画家のイラストを表紙にした作品の発売や、『図書館内乱』の表紙でのメディアワークスとのコラボレーション(新潮社から出版された同作者の『レインツリーの国』がメディアワークスから発売された『図書館内乱』の表紙に登場している)を行っており、ライトノベル読者からの関心を寄せつつある。 角川書店は積極的にライトノベル作家の越境作品を発売している。また、一般文芸誌野性時代にも、桜庭一樹や有川浩などのライトノベル作家の作品を数多く載せている。

児童文学や純文学への越境者や一般文芸からライトノベルへやってくる作家は一般文芸へ越境する作家に比べて非常に少ない。児童文学への越境は深沢美潮や阿智太郎、純文学への越境は舞城王太郎や佐藤友哉、一般文芸からの越境は黒史郎や清涼院流水、円城塔が存在している。また、SFや純文学の領域で活躍している筒井康隆がライトノベル『ビアンカ・オーバースタディ』を発表し、話題になった。

村山由佳、桜庭一樹の直木賞、乙一の本格ミステリ大賞、佐藤友哉の三島由紀夫賞などのように、ライトノベル出身でありながら、メジャーな賞を受賞する者も増え、今後は一般層もライトノベルを気軽に買う時代がやってくるのではないか、また、ライトノベル出身の作家たちが大衆文芸の市場をも広く支える時代が来るのではないかといわれている。

ライトノベルの販売戦略 [編集]
現在のライトノベルはアニメ・ゲーム業界とはメディアミックスを通じて、事実上不可分と言えるほどに密接な関係を構築している。挿絵やコミカライズなどを多くは漫画家が担当しているため、漫画業界との関係は更に深い。 そのため、ライトノベルにしてもメディアミックス展開を販売戦略の主軸に据えており、長期の人気シリーズになっている作品についてはそのほとんどがコミカライズ及びタイアップによりアニメ化やゲーム化をされている。この傾向は特に角川系ライトノベルレーベルの作品において顕著である。ゲーム化される作品も少なくない。例として90年代に大ヒットした富士見書房の『スレイヤーズ』などがある。人気アニメやゲームがノベライズ化され、ライトノベルのレーベルより出版される逆パターンのケースも多い。

出版社の多くはメディアミックスを重視する販売戦略の一環として、大手チェーンのアニメショップや漫画専門店などを重視しており、これらへの重点的な配本や販売キャンペーンを行っている。ライトノベルの主な購買層が漫画・アニメ世代であり、この種の店舗の主たる利用者とほぼ一致するため、極めて大きな効果を上げている。

アスキー・メディアワークスは、売上げの多い書店・チェーン店を重点的に配本する販売店として指定し(「電撃組」と呼ばれる)、ある作家の前作の売り上げ数を次作の初回配本数とする、というシステムを構築している[1]。他の角川グループの出版社も特約店制度を導入し、優先的な配本を行なっている。角川グループ以外の出版社も実績配本を行なっている[26]。

日本国外の動向 [編集]
韓国 [編集]
韓国では主に大元CIや鶴山文化社、ソウル文化社が日本で人気が出たタイトルを軒並み翻訳しており、一部の大型書店であれば簡単に手に入れることができる。刊行ペースもかなり早く、日本国外では最も日本産ライトノベルを受容している国の1つといえるだろう。

大元CIではライトノベル等を対象とする大元小説賞(Issue・B愛小説部門、武侠・ファンタジー小説部門、ロマンス・その他小説部門)を2007年から募集しているが、Issue Novels部門で受賞者は出ていない。その前身の第1回Issue Novels/B愛Novels公募戦では、『월하의 동사무소』전혜진(『月下の町役場』ジョン・ヘジン)が受賞し、Issue Novels初の韓国人作家としてデビューした。鶴山文化社はライトノベルも含め幅広いジャンル小説を対象にしたファウスト小説賞を募集している。またエクストリームノベルやD&Cメディアのシードノベルでは、賞という形を取らずに、期限などを設けず国内作家のライトノベルを募集している。

大元CI(DAEWON CI)
NT Novel - 角川スニーカー文庫・富士見ミステリー文庫・電撃文庫・スーパーダッシュ文庫・MF文庫J
(NTは「Newtype」の意味。大元メディアは韓国語版「Newtype」を発行している)
Issue Novels - 角川スニーカー文庫・角川ビーンズ文庫・講談社X文庫ホワイトハート・C★NOVELS
鶴山文化社
エクストリームノベル(Extreme Novel) - 角川スニーカー文庫・電撃文庫・富士見ミステリー文庫・ファミ通文庫・EXノベルズ。韓国オリジナル作品もある。
メイクイーンノベル(May Queen Novel) - 角川ビーンズ文庫・コバルト文庫
ファウストノベルズ(Faust Novels) - 講談社ノベルス(雑誌『ファウスト(韓国版)』)
Book Holic - 乙一、米澤穂信、桂望実、天野節子、舞城王太郎、有栖川有栖、橋本紡など。ライトノベル以外の作品も含む。
ソウル文化社
J-novel - 日本の作品の翻訳のほか、韓国作家の作品も出版する
Wink Novels - コバルト文庫・角川ビーンズ文庫
D&Cメディア
シードノベル(Seed Novel) - 韓国作家のライトノベルを出版する。特に期限を設けず、ライトノベル作品の公募を行っている。
台湾・香港 [編集]
台湾・香港では角川書店の現地法人・台湾国際角川書店がスニーカー文庫や電撃文庫の一部作品を繁体字中文に翻訳して発売している[27]。2007年には青文出版集団が集英社と独占契約を締結し「菁英文庫」(Elite Novels) のレーベル名でスーパーダッシュ文庫・コバルト文庫のタイトルを刊行[28]しているのを始め、日本では後発参入であるGA文庫やHJ文庫もそれぞれ現地の出版社と独占ないし優先契約を締結している。太字は独占・優先契約。

2008年には、台湾角川が主催する台湾でのライトノベル新人賞・台湾角川ライトノベル大賞が始まった。またそれ以前には、雑誌『ファウスト(台湾版)』で募集された浮文誌新人賞があった。この賞は、もともとはジャンルを限らず短編小説を募集していたが、2009年より名称を浮文字新人賞に変更し、長編のライトノベルを募集する賞として刷新された。

青文出版集団
菁英文庫(Elite Novels) - スーパーダッシュ文庫・コバルト文庫
青文文庫(CW Novels) - ファミ通文庫・ジャンプ j-Books・EXノベルズ・なごみ文庫
莉莉絲文庫
尖端出版
浮文字 - 電撃文庫・富士見ミステリー文庫・ファミ通文庫・ガガガ文庫・ルルル文庫・MF文庫J・GA文庫・講談社ノベルス・講談社BOX・ハヤカワ文庫JA・徳間デュアル文庫・角川スニーカー文庫
台湾国際角川書店
Fantastic Novels - 角川スニーカー文庫・角川ビーンズ文庫・富士見ファンタジア文庫・富士見ミステリー文庫・電撃文庫・ファミ通文庫
Midori Novels - 角川スニーカー文庫・角川ビーンズ文庫・ファミ通文庫
Ruby Series - 角川ルビー文庫
BLOOM Series Novels
東立出版社
東立軽小説(LIGHT NOVELS) - 電撃文庫・ファミ通文庫・ガガガ文庫・ルルル文庫・MF文庫J・HJ文庫・徳間デュアル文庫・富士見ミステリー文庫
小説(SHINE NOVELS) - 集英社のジャンプj-Booksと独占契約
酷小説(COOL NOVELS) - ジャンプ系以外のノベライズ小説
銘顕文化事業


これ書いた人はご苦労様って事で。

ついでに人気な理由は主人公と自分をシンクロさせて仮想体験できる的な結論になりました。
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